物価高のニュージーランドを生き抜く!スーパーの「2大巨頭」に抗う裏ワザと旅行者へのアドバイス
このところ雨が続いていましたが、久しぶりに晴れ間が見えたのでウォーキングへ。
季節は冬。
なのに今日の最高気温は16度もあって、さほど寒さを感じません。
澄んだ空気の中を歩くのは気持ちがいいですね。

その帰りがけ、スマホであるアプリをチェックしたところ、いつも買っているキャットフードが今日かなり安くなっているのを発見。
急きょ、スーパーに立ち寄ることにしました。
買い物に必須の神アプリ「Grocer(グローサー)」
私がNZ生活で絶対に手放せないのが、「Grocer(グローサー)」というアプリ。
食料品や日用品に特化して、各スーパーのリアルタイムな価格比較ができる優れものです。

頻繁に買う商品を登録しておけば、今回のように「安くなったタイミング」を逃さずチェックできます。
実はこのアプリ、大企業が作ったものではありません。
オークランド在住のRoc Wongさんというエンジニアが、「完全な個人プロジェクト(週末の趣味)」として、一人で開発・運営しているものなんです。
大手スーパーのサイトから価格データを集めて比較できる仕組みを個人で作り上げ、しかも無料で公開。
物価高に苦しむ消費者の心を一気に掴み、今や「2大巨頭の独占に一石を投じるヒーロー」として絶大な支持を集めています。
利益を追求しすぎる?大手2社の「横暴」
ここで言う「2大巨頭」とは、オーストラリア系のウールワース(Woolworths)と、NZ本土系のフードスタッフ(Foodstuffs)。
NZはこの2社だけで市場の8割以上のシェアを握る「デュオポリ(2社独占)」状態が続いています。
そのため、食品メーカーや農家(サプライヤー)に対して圧倒的に強い立場にあり、仕入れ値を極限まで叩くことができる一方、消費者への販売価格は高く維持できるという構造になっています。
一説によると、NZのスーパーの純利益率は、他国のスーパーと比べて2倍近い水準なのだとか。
消費者としては、なんともモヤモヤする話です。
スキャンしないと1.5倍!?「定価」と「会員価格」の恐ろしい格差
今日立ち寄ったスーパーでも、その洗礼を受けました。 カゴに商品を入れ、レジでの合計は約40ドル(約3,700円)。
ここでポイントプログラムのバーコードをスキャンすると、会員向けの割引が適用されます。
……もし、このバーコードをスキャンしなかったら一体いくらになっていたでしょうか?
なんと『60ドル(約5,500円)』。
定価で買うと、支払いが「1.5倍」に跳ね上がってしまうのです。

割引というよりも、「スーパー側の定価設定がいかに不当に高いか」を思い知らされる瞬間です。
これではバーコードを出さないわけにはいきません。
政府の対策も、現時点では「お手上げ」状態
この状況を、政府も黙って見ているわけではありません。
3年前に「食品業界競争法」という法律を作り、本気でメスを入れる姿勢は見せています。
しかし悲しいかな、現時点で目に見える成果は出ておらず、2大巨頭の牙城は崩せていません。
政府の監視機関も、「大手の牙城を崩すには、消費者が地元の肉屋、八百屋、アジア系スーパーなどを混ぜて
買い物をして、競合を育てるしかない」と、国民の行動変容を呼びかけるのが精一杯なのが現状です。
NZ旅行でお土産を買う予定の方へ
スーパーは、ニュージーランド旅行に来られた方がお土産(チョコレートやクッキー、ハチミツなど)を買う定番スポットでもあります。

「短期滞在だから、わざわざ会員プログラムに入るのも面倒だな……」
そう思うかもしれませんが、そこはぜひ加入されることをおすすめします。
先ほどの私の例のように、商品によっては定価と会員価格に驚くほどの価格差があります。
お土産や滞在中の食材をまとめ買いするなら、かなりの節約になります。
主要なプログラムは以下の2つです。
【ウールワース系列】
対象スーパー:Woolworths, Fresh Choice
プログラム:Everyday Rewards
【フードスタッフ系列】
対象スーパー:New World, PAK'nSAVE, Four Square
プログラム:Club+
⚠️ 旅行者が登録するときの注意点
どちらも公式アプリがあるのですが、日本のスマホ(App StoreやGoogle Playの地域設定が日本のまま)だと、検索結果に出てこない(ダウンロードできない)トラブルが発生します。
現地の店頭でプラスチックの物理カードをもらうこともできますが、サービスデスクを探して店員さんに英語で交渉するのは少しハードルが高いですよね。
そこでおすすめなのが、あらかじめ日本にいる段階(あるいはホテルのPCなど)で上記の公式ウェブサイトから会員登録を済ませておく方法です。

登録後に発行される「バーコードの画面」をスマホにスクショで保存しておけば、レジでそれをスキャンするだけでバッチリ割引が適用されます。
まとめ
ニュージーランドの物価が高く感じる大きな原因の一つは、日常のライフラインであるスーパーが価格決定力を持ちすぎていることにあります。
政府の対策が効果を発揮するのには、まだ長い時間がかかりそうです。
今、消費者としてできる防衛策は、
「Grocer」のようなアプリで賢く底値をチェックすること
ポイントプログラムを徹底活用し、なるべく「定価」で買わないこと
この2つに尽きます。
旅行で来られる方も、ぜひこの「会員価格」を賢く使って、浮いたお金で美味しいフラットホワイトやキウイワインを楽しんでください。
あぁ、ニュージーランドに日本の「業務スーパー」が上陸してくれないかなぁ……。
すみません、心の声が漏れました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。







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