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生活への影響も大きい政府の政策や法律改正。日本と比べてNZ国民の政治に対する関心は高いと感じます。世界で最も汚職が少ない国の一つと言われるNZの政治について簡単にまとめてみました。
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中道右派の国民党と中道左派の労働党の2大政党が政権交代を繰り返しながら政権を担っています。その他アクト、NZファースト、緑の党、マオリ党等の少数政党があり、2024年現在は国民党とアクト、NZファーストの連立政権になっています。

政 党

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1947年に英国連邦の1国として独立し英国王を国家元首としています(立憲君主制)。英国王は自身の代理としてNZに総督を置き政治に関与することはありません。現在はマオリ族の女性として初となるシンディ・キロ氏が総督を務めています。

国家元首・総督

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政府の方針で原子力発電所を持たないNZ。冷戦時代に近海の南太平洋で核実験が行われた歴史から原子力への反発意識は高く原子力を動力とした船の入港も認めていません。ちなみに電力は再生可能エネルギーによって8割を賄ってます。

エネルギー

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国会は一院制で3年ごとに国政選挙(小選挙区比例代表併用制)があります。18歳以上は選挙に参加でき外国籍でも永住権があれば選挙権(外国人参政権)が与えられます。国民の政治への関心は高く投票率は70%超(日本は50〜55%)です。

選 挙

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首都ウエリントンにある国会議事堂(執行棟)は地上10階、地下4階で建物の形状からビーハイブ(蜂の巣)と呼ばれています。最上階には閣僚室、首相の執務室は9階にあります。ガイドツアーに参加すると内部を見学できます(要予約)。

国会議事堂

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政権交代後初となる2024年度予算案は減税に焦点が当てられてます。また政府機関の支出を絞る一方で保健、教育、法秩序等の分野に優先的に投資をする方針。政府予算は国民生活に直接関係する内容が多いため非常に関心が高いです。

予 算

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1893年(日本は明治時代)に世界初の女性参政権を認めたNZ。国会議員(定数120)は女性議員の割合が高く一時、男性議員数を超えたことも。史上最年少(37歳)で首相となったアーダーン元首相をはじめ、これまで3人の女性首相が誕生しています。

国会議員

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歴史的に開放的な移民政策をとってきたNZ。近年はインド、フィリピン、中国などアジア圏からの移民が増加。移民流入によって押し上げられた人口増加にインフラ整備が追いつかず住宅不足などが社会問題となっています。

移 民

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日本との二国間外交関係が始まったのは1952年のこと。2022年の国交樹立70周年の際は当時のアーダーン首相が日本を訪問しました。NZにとって日本は最も多くの姉妹都市を持つ国。親日家の国民も多く、長年両国は良好な関係を築いています。

日本との外交

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