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1人前たったの8ドル!NZの内陸街ロトルアで、新鮮な地魚にぎり寿司を破格で楽しむライフハック


今やお寿司は世界中で人気の日本食となりましたが、NZでも状況は同じ。


どの街に行ってもメインストリートには『SUSHI』という看板やのぼりを見かけます。


店内で食べられるお店もありますが、多いのは持ち帰り用のお寿司を扱っているお店です。


手軽に買えるので私もたまに利用します。


ただ、ちょっと残念なのが寿司ネタのバリエーションが非常に少ないこと。


サーモン、アボカド、チキンがメイン。


なんで魚のネタがサーモンしかないの?


それにはちゃんと理由があるようです。



リスクフリーのサーモン、リスクありの天然もの



NZの寿司でサーモンが主流な最大の理由は、国内で養殖されているキングサーモンの品質が極めて高いから。


クリーンな海水で徹底管理して養殖されたキングサーモンは、アニサキスなどの寄生虫のリスクが事実上ゼロなんだそう。



画像はイメージで実際の養殖場ではありません。
画像はイメージで実際の養殖場ではありません。


年間を通じて安定して水揚げされ、一度も冷凍せずに『生の状態』で市場や店舗に流通させることが可能。


「安全で、美味しく、手に入りやすい」という条件を完璧に満たしているのがサーモンなのです。


一方、タイやスズキ、ヒラマサなど、天然ものの魚はというと、寄生虫のリスクがつきまといます。


生食用(刺身グレード)として提供するには国のガイドラインに基づいた冷凍処理をした上で、高度な衛生管理基準をクリアしなくてはなりません。



また、魚種ごとに年間の総漁獲量が厳しく制限されているため、タイやタラキヒなどの人気の魚は価格が高止まりがちになります。


一般的な小売店やカジュアルな寿司店が原価の高い地魚をわざわざ生食用に加工・管理し、お寿司として販売するのは、手間とコスト、廃棄リスクの面で見合わないのが現状だそうです。



ならば自分で作るしかない



とはいえ、魚の寿司ネタがサーモンだけじゃ物足りない...。


少なくとも数種類の魚を使った、”フツウのお寿司”が食べたいんです。


しかし、そういうお寿司は日本人シェフが経営する本格的な高級店や日本食レストランに行かないと食べることができません。


NZでは、持ち帰り用のパックの海苔巻き(8個入)でも2,000円くらいします。




海苔巻き8個で$22.90(約2,000円)
海苔巻き8個で$22.90(約2,000円)


店内でちゃんとしたお寿司を食べようとしたら、そりゃぁ、ねぇ...。


しかし、ここであきらめるわけにはいきません。


食に対して妥協できない私は自分でお寿司を作ることにしました。




内陸なのに魚の鮮度が良い理由



ロトルアは内陸の街なのに、スーパーのお魚は鮮度が良いように感じます。


近隣に海沿いの街(タウランガやファカタネ)があり、それぞれの港には毎日のように商業漁船が帰港し、


・スナッパー(鯛)

・タラキヒ(タカノハダイの一種)

・ガーナード(ホウボウ)

・トラバリー(シマアジ)


などの新鮮な地魚が水揚げされます。



近海に優良な漁場が多いNZ
近海に優良な漁場が多いNZ


港に隣接する魚卸業者から保冷トラックに積み込まれ、1時間〜1時間半ほどでロトルアの各スーパーのバックヤードに到着。


オークランドなどの大都市を経由せず、近隣の港からダイレクトに届くため、ロトルアのスーパーの地魚は水揚げされた翌日(早ければ当日)には店頭に並ぶという、非常に恵まれた鮮度環境なんだそう。


私がよく利用しているスーパー(パックンセーブ)はロトルアで最も魚の回転が早い店舗の一つで、近郊の港から大量に仕入れるため価格が安く、パック商品だけでなく対面カウンターの魚もどんどん入れ替わります。


木曜日〜土曜日の週末にかけては特に新鮮な魚が並びやすいので、それを狙って買いに行きます。


パックの日付が今日になっているもの(昨日または今日入荷した可能性が高い)なら鮮度は問題なし。


寄生虫のリスクはあるかもしれませんが、そこは、No Pain、No Gain。


リスクをとって食の道を探求します。




SUSHIではなく寿司が食べたい



鮮度に問題なさそうな魚を3種類(マグロ・タラキヒ・サーモン)切り身を購入。



スーパーで買ったマグロ・タラキヒ・サーモン
スーパーで買ったマグロ・タラキヒ・サーモン


家でご飯を炊いた後、酢飯にします。


食べたいのは海苔巻きではなく、にぎり。


寿司ネタサイズに切り身をスライス、にぎった酢飯の上にちょいとわさびを塗って、ネタをのせる。




にぎり用の寿司ネタ
にぎり用の寿司ネタ


プロが握ったものには劣りますが、それらしい感じのものができました。




厚焼き玉子のお寿司も追加
厚焼き玉子のお寿司も追加


SUSHIではない、寿司。


醤油をつけて食べてみると口の中から満足感が込み上げます。


ここでふと、このお寿司を作るのにいくらかかったのだろう?という疑問が。


魚(3種類)の購入代金は$32で、半分を二人分のお寿司用として使いました。


$32 ÷ 2(半分の量) = $16


$16 ÷ 2(人分) = $8


一人当たり$8(約750円)。


パックの海苔巻き(約2,000円)のおよそ1/3の費用で美味しいお寿司を食べることができました。


ちなみに残りの切り身は、マグロとサーモンは漬け丼、タラキヒは南蛮漬けにするつもりです。




まとめ



海外では和食の人気は高く、その中でもお寿司は代表格ともいえます。


しかし、お寿司は現地仕様の”SUSHI”になっていることが多く、お寿司の国からやってきた日本人としては物足りなさを感じます。


本格的なお寿司を食べようとすれば、それなりのお店でそれなりの料金を払う必要があります。


別に高級なお寿司を食べたかったわけではありません。


鮮度の良い地元の魚を使ったお寿司を食べたかったのです。


自前で作ったお寿司は期待以上の美味しさで、結果的にコストも低く抑えられました。


寄生虫のリスクは?


どうやら大丈夫なようなので、また自宅寿司、作りたいと思います。


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