屋根の次はどこを塗る?終わりのないニュージーランドDIY沼へようこそ
- キオラ!ロトルア
- 5月31日
- 読了時間: 4分
自宅の屋根の色が変色していることは、以前から気になっていました。
NZではごく一般的なCorrugated Iron(コラゲイテッド・アイロン)と呼ばれる鉄製の屋根。
どうやら塗装が剥げて、サビが出ているようです。
放置すると屋根が傷んでしまうため、ペンキを塗ることにしました。
屋根の塗装は高所作業になるし、大変だからプロに依頼した方が...
以前はそう思っていました。
しかし、ニュージーランドはDIYの国。
すでにリタイヤしている近所のおじさんが屋根にのぼって修繕をしているではないですか。

物置やデッキ、ガレージなどの塗装経験はあります。
屋根だってできるはず...
そうして始まった自宅の塗り替えは、1ヶ月以上にわたるプロジェクトになりました。
屋根にあがるのも大変
屋根塗装のファーストステップは下塗りです。
ホームセンターで下塗り用の塗料、刷毛やローラー、容器など塗装道具を買い揃えます。
天気は良好、準備は整いました。いよいよ屋根の上へ。
50代になってもなお、未知の世界はまだまだあるのね...
ハシゴを慎重に一段ずつ昇っていきますが、これがかなりの急勾配。

"怖っ!..."
高所恐怖症ではありません。
過去にはクイーンズタウンでバンジーも飛びました。

しかし、数メートルという中途半端な高さが、落ちた時の怪我を具体的にイメージさせます。
そして、屋根にのぼれても下に降りれなくなるんじゃないかという不安...。
屋根の塗装をDIYでやることを決めた時、
・危険は冒さない
・無理はしない
・疲れたらすぐ休む
という3つのマイルールを決めていました。
結局、夫に相談し、長ーく伸びるハシゴを購入。

屋根へ昇るための勾配を緩やかにしたことで、ようやくスタート地点に立つことができました...。
直射日光の痛さと暑さに苦しむ
夏の最高気温は30度以下が普通のロトルア。
塗装を始めたのは秋に入りかけの時期ということもあって、
暑さに対しては甘く考えていました。
当たり前ですが屋根にのぼると日陰はなく、全身に直射日光が降り注ぎます。
NZの日光を浴びた経験がある方ならお分かりになるかもしれません。
この国の日光は痛く感じるほど紫外線が強いんです。
"オゾン層が薄い"
"太陽との距離が近い"
"空気がキレイすぎる"
理由はいろいろあるようなのですが、刺すような痛みを感じるのです。
「Slip, Slop, Slap, Wrap」
(シャツを羽織る、日焼け止めを塗る、帽子を被る、サングラスをかける)

"外出時は紫外線対策をしないとえらいことになるよ"
現地のスローガンです。
波の形状をした屋根は刷毛の方が塗りやすいため、しゃがんだり、座ったりしての作業になります。

日光の熱を吸収した屋根の表面は思いのほか熱い...。
お尻をついて座っていると火傷しそうです。
夫はホームセンターの店員にすすめられて買ったローラーを使っています。

立ち塗りをしている夫でさえ、
『照り返しがぁー』
想定外の暑さに参っているようです。
しかし、今さら後戻りはできないので、やり切るしかありません。
下塗りを終えた時、ちょっとした達成感がありましたが、これからあと2回の上塗が待っています。
まだ何も達成していませんでした...。

屋根を塗り終えた後に感じたこと
屋根には暖炉の煙突が出ています。

煙突は屋根の端にあるため、足場が十分ありません。
場所的に塗りにくいため当初は塗装しない予定でした。
『危ないからやめといた方がいいよ』
そう夫はいうのですが、煙突と屋根が違う色になるのは不自然です。
どうやったら足場がない箇所を塗ることができるのか。
煙突に抱きつけば塗れるかも...。
考え出した独自技法は、片手で煙突にしがみつき、もう片方の手で塗装するというもの。
しっかりつかまる場所がないため、屋根から落ちてしまうかもという恐怖心が。
怖くない、怖くない...
おまじないのように心の中で繰り返しながら進める作業。
そしてなんとか、無事煙突を塗り上げることに成功しました。
2回目の仕上げ塗装時には慣れてきたせいか、作業もスムーズに進みます。
赤サビ混じりの白い屋根は、アイロンサンド(砂鉄色)のシックな屋根に生まれ変わりました。


DIYでやり遂げた美しい屋根を見上げて感じる満足感。
ん? 心の中でなにやら声がします。
『外壁も塗れば、もっとキレイになるんじゃない』
屋根の塗装は家全体を塗り替えるビッグプロジェクトに変わっていきました。
つづく...







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