茶トラの「甘えん坊説」を覆す、我が家の武闘派キャット
- キオラ!ロトルア
- 2 日前
- 読了時間: 5分
以前の記事でも書きましたが、うちの猫(トラ)は家の出入りが自由。
晴れの日や暖かい日は外で過ごす時間が長くなります。
夕ご飯を食べた後、いつものように外出...。
すっかり暗くなった夜8時前、トラが帰ってきました。
しかし、顔のあたりに血の跡があります。
えっ!何っその血!?
驚く私をよそに、トラはフードボウルの前に座りました。
『夜食を、お願いします』
こんな時でも食べることが優先なのね...
片目もよく開いていないようなトラを見て、心配やら、呆れるやら、複雑な心境でした。
トラは普通の茶トラとは違う?
茶トラのオスは、性格がおおらかで甘えん坊が多いと言われます。
また、基本的に他の猫と自分から好んで喧嘩をするタイプではないとも。
うちのトラの性格は"甘えん坊"というほどではありません。
甘えてくるのは夜寝る前だけで、一人で過ごすのが好きなタイプです。
また、好んでケンカはしない、というのも当てはまりません。
近所の猫がウチの敷地に入ってくると、にらみあったり、威嚇しあったり...。
ナワバリ意識が強く、家の中にいても外で猫の鳴き声がすればすぐに出動します。
これまで数多くの動物の世話をしてきたペットシッターのカーメンにも、
『ベリー、テリトリアル(縄張り意識がかなり強い)』
と言わしめるほど。
彼のテリトリーは両隣り、お向かいさん、裏の通りまで広がるため、見回りは大変です。
一般的にオス猫の縄張りの広さは、半径200m〜500m(直径1km)にも及ぶんだそう。
これだけ広いと、他の猫たちとかち合ってしまうのは避けられません。
仲の悪い猫とナワバリ交渉がまとまらないと、戦争に発展...。
庭でトラが他の猫と威嚇しあう時は、私がすっ飛んでいき仲裁に入ったりします。
しかし、この日はそうした声が全く聞こえませんでした。
おそらく、うちから遠い場所でやり合ったんだと思われます...。
以前もケンカで怪我を負ったトラ
ケンカで怪我をしたのはこれが初めてではありません。
最初は私たちが日本に帰国中だった時。
カーメンから、
『トラがケンカで怪我をしました』
というメッセージが画像とともに送られてきました。

痛々しい傷口(画像)を見て、心配したのを思い出します。
カーメンはプロですので、こうした怪我の応急処置にはなれています。
まずは処置しやすくするために患部の周りの毛をハサミでカット。
その後、塩水でよく洗ってから、アカチンのような消毒液と止血剤を塗ってくれました。
また、患部を触らせないように、エリザベスカラーをつけてくれたのですが、トラは明らかに不満顔。

さらに問題なのは、このカラーをつけた状態ではご飯を食べられないこと。
カーメンもずっとうちにいてくれるわけではないため、新たなカラーを手作りしてくれました。

浮き輪タイプでカラフル。かわいい...
これならご飯を食べることができます。
トラはこのまま外出してしまったそうなのですが、ご近所の人たちは、
『巨大な首輪をつけた猫がいる』
そう思ったかもしれません。
日本から私たちが戻る頃には、トラの怪我はすっかり良くなっていました。
ケンカ・アゲイン
2度目の怪我の原因もケンカで、やはり頭部に傷を負いました。
しかし、処置するにもうちには消毒液などがありません。
カーメンに連絡し、どうしたら良いか聞いたところ、
『後でまわってくよ』
助かった...。ありがとう、カーメン。
彼女が来てくれるまでの間、私にできる応急処置はトラに患部を触らないようにすること。
エリザベスカラー1号はトラが非常に嫌がり、2号はすでに解体してしまっています。
仕方なく、新たなカラーを買いに走るしかありません。
幸い、空気で膨らますタイプの猫&小型犬用カラーが見つかりました。

うちに来たカーメンはすぐに応急処置セットを広げ、テキパキと治療の準備をします。

自身も猫と犬を飼っており、近所の犬に襲われてしまったことも。
なので、こうした道具は常に用意しておくんだとか。

良い機会でしたので応急処置の仕方をカーメンに教わり、消毒液などを分けてもらいました。
2度あることは3度ある
今回の怪我は前回よりもひどいものでした。
頭と耳から血がにじみ出ているので、傷口をよく確認しようとしますが、トラは気が立っています。
体を触ろうとすると、
『シャーーーッ!』
鬼の形相で何度も威嚇するトラ。
このまま傷口を放置したら化膿してしまう...。
夫がトラの体を掴もうとしますが、爪を立てて暴れます。
ナイフのように切れ味鋭い猫の爪。
指から血が流れてきた夫は絆創膏を貼ってすぐに現場復帰。
安全対策としてミトンをつけ、トラを捕まえました。
カーメンから教わった応急処置を試すときが来ました。
患部に消毒液を塗ると、しみて痛かったのでしょう。
トラは体をくねらせて全力で逃げようとします。
体重が6キロちょいあるオス猫は人間に換算すると90kg以上に相当する巨漢です。
夫がからだを使って上から押さえ込んでいても、大暴れしてすり抜けてしまいました。
テーブルの上に置いてあったアカチンもカーペットの上に撒き散らされます。
その後は、水に濡らしたティッシュでひたすらカーペットにできたシミを掃除...
楽しいことばかりじゃない。これが猫を飼うということ。
自分に言い聞かせました。
気になる左の前足
幸い、頭部に負った怪我の消毒はできたので、その点は安心です。
ただ、そのほかにも怪我をしている箇所があるかもしれません。
よく見ると、左の前足をかばっています。
頭部の消毒処置だけでも十分辛かったはず。
トラも私たちもすでに『疲労困憊』です。
その他の怪我のチェックは明日にしようということにしました。
いつもとは違う奥の方の部屋に向かい、ベッドの上で横たわるトラ。
怪我が大事に至らないことを祈って、一緒に眠りにつきました。
つづく






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