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使い捨てビニール袋が撤廃!?買い物するときはエコバッグを忘れずに!

執筆者の写真: キオラ!ロトルアキオラ!ロトルア

先日産休から公務に復帰したNZのアーダーン首相は、使い捨てビニール袋の使用を禁止する方針を明らかにしました。

今後一年以内にショップのレジなどから買い物客用のビニール袋が消えることが予想されます。


使い捨てビニール袋をなくす方針を示したアーダーン首相(NZヘラルド)

日本でも使い捨てビニール袋を「有料化」しているお店が増えていると思います。

アーダーン首相は、この国からそれらを「一切無くしてしまう」という決意表明をしたのです。

使い捨てビニール袋の用途は、買い物した物を入れるだけはありません。

散歩している時に犬のフンを拾って入れたり、楽にゴミを捨てるために(またはゴミ箱が汚れないように)ゴミ箱の内側に入れたりしても使われています。

便利なビニール袋が撤廃されてしまうと、国民は少なからず不便を強いられることになります。

現地メディアのNZヘラルド紙は、この件について一般市民の声を聞くため、街頭インタビューを行いました。

スーパーの出口でインタビューに答えた大学生の手には、ビニール袋に入ったたくさんの買い物が入っています。


画像:NZヘラルドによるインタビュー

彼女たちの口からは「エコバッグを家に忘れるたびにエコバッグを買うのはイヤ」という不満も漏れ出ました。

しかし、インタビューに答える老若男女さまざまな人々の意見は、おおよそが使い捨てビニール袋の撤廃に賛成という立場でした。

ニュージーランドは自然環境保護に関心が高い国です。

痛みを伴う改革であっても必要なことであれば、国民は受け入れる覚悟があるように感じます。

実際、使い捨てビニール袋の禁止を求める政府への請願書には6万5千名もの人々が署名しており、人口470万人の国としてはインパクトがあります。


8月13日から使い捨て袋がなくなる告知(大手スーパーマーケット)

日本とニュージーランドの中間あたり、太平洋のど真ん中に世界で最も深いと言われる「マリアナ海溝」があります。

その深さは1万メートル以上で、世界最高峰のエベレストをひっくり返しても山頂が海底につかないほどの深さです。

日本の海洋研究開発機構は、その深海で30年以上にわたる調査を行い、3,400個以上のゴミを見つけました。

そして、そのゴミのほとんどはビニール袋などの使い捨てプラスチック製品でした。


出典:海洋研究開発機構の撮影画像

自然分解されないプラスティック製品がゴミになると、そのゴミは「世界の果てにまでたどり着く」ということを上の画像は人々にわかりやすく伝えています。

実は私はエコバッグ集めが趣味?で、デザインが良いエコバッグを見つけるとつい買ってしまいます。


特にスーパーの「ニューワールド」のエコバッグが好きで、先日もデザイナーが描いた柄のエコバッグに一目惚れ。友人の分と合わせて複数購入しました。

麻を使ったエコバッグは作りが丈夫で重い荷物を入れてもまったく問題ありません。

柄のデザインが良く、価格も$3.50(約260円)〜と手頃なので帰国するときはお土産としていくつか買うほどです。

ニュージーランド旅行のお買い物は、自分へのお土産にもなるエコバッグを持ってエコに楽しんでみてはいかがでしょうか。



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