使い捨てプラスチック製品の禁止範囲拡大をNZ政府が検討へ
ニュージーランドでは2019年7月1日からレジ袋の使用が禁止されました。
NZ政府は使い捨てプラスチック製品を減らす取り組みに対しさらに力を入れるようです。
現時点で使用禁止の対象になると言われているのが、以下の3つ。
・生分解されない果物のシール
・綿棒
・肉など生鮮品に使われるトレー
このうち、綿棒とトレーに関しては、生分解可能な『竹』を原料にした代用品がすでにあるとのこと。
軽くて加工が簡単なプラスチックは非常に便利なため幅広い産業で利用されています。
全てのプラスチック製品を規制してしまうと経済が混乱してしまうことが考えられます。
政府が削減を検討しているのは、あくまで以下のような特徴を持った製品です。
・使い捨てとして利用される
・リサイクルできない
生産されるプラスチック製品のうち、使い捨てされるものは約30%を占めます。
1950年代以降、ニュージーランドで生産されたプラスチック製品のうち、80%以上が埋め立て処分されるか、または環境に廃棄されてきました。
プラスチックゴミは世界中で問題になっていますが、環境保護に力を入れるニュージーランドでは特に深刻に捉えています。
NZ政府は、1トン当たりの廃棄物にかける税金を現在の$10から最大6倍の$60へ引き上げることを議会に提案しているとのこと。
かなり大胆な取り組みのようですが、国民はこの問題に対してどう考えているのでしょうか。
あるメディアの世論調査によると、レジ袋以外の使い捨てプラスチック製品を減らすことに理解を示した人々は82%にも達しています。
環境問題に対して関心が高い国民も政府の取り組みを後押ししているようです。
情報元:Stuff/ Government moves to ban plastic fruit stickers, cutlery, and cotton buds.
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