屋根の次はどこを塗る?終わりのないニュージーランドDIY沼へようこそ
- キオラ!ロトルア
- 14 時間前
- 読了時間: 4分
自宅の屋根の色が変色しています。
ニュージーランドではごく一般的なCorrugated Iron(コラゲイテッド・アイロン)と呼ばれる鉄製の屋根。
どうやら塗装が剥げて、サビが出ているようです。
放置すると屋根が傷んでしまうため、塗装をし直すことにしました。
屋根の塗装は高所作業になるし、大変だからプロに依頼しよう...
以前はそう思っていました。
しかし、ニュージーランドはDIYの国。
私たちよりずっと年上の近所のおじさんが屋根に昇って何かの修理をしているではないですか。
物置やデッキ、ガレージなど、塗装の経験はあります。
屋根だってできるはず...
そうして始まった自宅の塗り替えは、1ヶ月以上にわたるプロジェクトになりました。
屋根の上にあがるにも一苦労
屋根塗装のファーストステップは下塗りです。
ホームセンターで下塗り用の塗料、刷毛やローラー、塗料を入れる容器など、必要な塗装道具を買い揃えます。
天気は良好、準備は整いました。いよいよ屋根の上へあがります。
50代になってもなお、人生初の体験はある...
ハシゴを慎重に一段ずつ昇っていきますが、これがかなりの急勾配。

"怖っ..."
高所恐怖症ではありません。過去にはクイーンズタウンでバンジーも飛びました。
しかし、数メートルという中途半端な高さが、落ちた時の怪我を具体的にイメージさせます。
そして、屋根にのぼれても下に降りれなくなるんじゃないかという不安...。
屋根の塗装をDIYでやることを決めた時、
危険を冒さない・無理はしない・疲れたらすぐ休む
というマイルールを決めていました。
私はMy Little LoverのHello Againという歌が好きなのですが、
"自分の限界が どこまでかを知るために
屋根を塗りたい 訳じゃな〜い〜♪"
という替え歌が頭の中で流れてきます。
結局、夫に相談し、長ーく伸びるハシゴを購入。

屋根へ昇るための勾配を緩やかにしたことで、ようやくスタート地点に立つことができました。
直射日光の痛さと暑さに苦しむ
ロトルアは夏でも最高気温は30度以下が普通です。
秋に入りかけの時期ということもあり、暑さに対しては甘く考えていました。
当たり前ですが屋根にのぼると日陰はなく、全身に直射日光が降り注ぎます。
NZの日光を浴びた経験がある方ならお分かりになるかもしれません。
この国の日光は痛く感じるほど紫外線が強いんです。
オゾン層が薄い、太陽との距離が近い、空気がキレイすぎる...
理由はいろいろあるようなのですが、刺すような痛みを感じるのです。
「Slip, Slop, Slap, Wrap」
(シャツを羽織る、日焼け止めを塗る、帽子を被る、サングラスをかける)
"外出時は紫外線対策をしないとえらいことになるよ"という現地のスローガンです。

波の形状をした屋根は刷毛の方が塗りやすいため、しゃがんだり、座ったりしての作業になります。
日光の熱を吸収した屋根の表面は思いのほか熱く、お尻をついて長くは座っていられません。
夫はホームセンターの店員にすすめられた自慢の専用ローラーを使っています。

"立ち塗り"をしている夫でさえ、
『照り返しがぁー、ハンパねぇー』
と想定外の暑さで、泣きが入ってました。
しかし、今さら後戻りはできません。やり切るしかない。
下塗りを終えた時、ちょっとした達成感がありましたが、これから上塗りを2回しなくてはなりません。
まだ何も達成していないことは明らかでした。

屋根を塗り終えた後に感じたこと
屋根には使用していない暖炉の煙突が出ています。

場所的に塗りにくいと夫が言うため当初は塗装しない予定で、下塗りはしていません。
煙突は屋根の端にあるため裏側には足場はなく、危険を伴うからと言う理由で、
"やめておいた方が良い"
と夫は言ったのでしょう
しかし、私には煙突と屋根が違う色になるのは不自然に思えるのです。
どうやったら煙突の裏側を塗ることができるのか。
煙突に抱きつけばできるんじゃないだろうか...。
新たな技法は、片手で煙突にしがみつき、もう片方の手で塗装するというもの。
しっかりつかまる場所がない分、屋根から落ちてしまうかもという恐怖心があります。
怖くない、怖くない...
おまじないのように心の中で繰り返しながら進める作業。
そしてなんとか、無事煙突を塗り上げることに成功しました。
2回目の仕上げ塗装時には慣れてきたせいか、作業もスムーズに進みます。
赤サビ混じりの白い屋根は、Ironsand(砂鉄色)のシックな屋根に生まれ変わりました。
DIYでやり遂げた美しい作品を見上げて感じる満足感。


しかし、この成功体験がもっとやろうという気持ちにさせていきます。
屋根の下の部分も...塗ろう。
屋根の塗装は家全体を塗り替えるビッグプロジェクトに変わっていきました。
つづく...




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