• キオラ!ロトルア

廃棄食品を減らそう!美味しい環境保護アプリがNZに登場



食べることが好きな私にとって料理は趣味みたいなもの。

そして、食材をきれいに使い切って、次の買い物前の時に冷蔵庫が空っぽになるのを見るのが快感なんです。

それでも生ゴミは出てしまいますが、野菜や果物の皮などは庭の小さな畑に埋めて肥料にしています。

何でも安く手に入る日本ではそんなエコなことは考えたこともありませんでした。

この国に住むようになってからは無駄をなくすことが生活のテーマのようになっています。

そして今、あるニュージーランド人女性が作ったエコなアプリに注目しているんです。

そのアプリの名前は「Foodprint」。

「えっプリント用のアプリ?」

プリントではなくフード(食べ物)の方に注目してください。

これはカフェやレストランなど飲食店で廃棄されてしまう食品の無駄を減らすためのアプリなんです。


(出所 Foodprintアプリサイト)

ニュージーランドでは毎年5万トンもの食品が、飲食店やスーパーマーケットで廃棄されています。

その中には売れ残りや形が崩れてしまったものなど、まだ普通に食べれらるのに捨ててしまうものが少なくありません。

そうした商品を割引価格で販売している飲食店も中にはあります。

ただ、売れ残りが出なかった時は販売していなかったり、リアルタイムで確認できる情報はこれまでありませんでした。

Foodprintはそうしたお店の情報やメニュー、価格などをアプリでチェックできるようにしたのです。

アプリからは注文もできるので後はお店でピックアップするだけ。

現在はオークランドのみ(50店)で利用できますが、軌道に乗れば全国に拡大することも考えているそうです。

Foodprintのサービスを立ち上げたのは若き女性起業家ガーベイさん。

彼女がこのアイディアを構想したのはイギリスで働いていた時のことでした。

ヨーロッパにはすでに似たサービスがあり、その良い点だけを利用しようとを考えたのです。

ニュージーランドに帰ったガーベイさんは、廃棄食品が環境に及ぼす影響を消費者に知ってもらうこともコンセプトに取り入れました。

廃棄された食品からはメタンガスが排出され、それが地球温暖化の一因となっています。

Foodprintでは食品を購入した人が「温暖化ガスを減らした量」をわかるようにしています。

そうすることで、消費者が環境保護に貢献していることを実感できるからです。

作物や家畜を育て、中間処理をし、運搬されてようやく食べ物はお店に並びます。

手間ひまかけて作られる食べ物を廃棄するときの罪悪感を、ガーベイさんは大学生時代のアルバイトで体験したといいます。

そのときの思いを忘れなかったことが、無駄をなくすこの画期的なビジネスにつながったのです。

廃棄されるものといっても、通常販売されている商品と品質は同じなので、割引価格で買える消費者にとってもメリットがあるサービス。

オークランドに行く際には「美味しい環境保護活動」にぜひ協力してみたいと思います。


  • Facebook
  • YouTube
  • Instagram

© All rights reserved by UPI Planning Ltd

unite-against-covid-19.jpg