動物大国NZで活躍するペットたち
私の家の前を悠々と散歩する3匹の猫たち。
隣の施設で飼われていて、私の家の敷地は彼らの「縄張り」です。
ニュージーランドではペットを飼っている家が非常に多く、約6割の世帯が1匹以上の猫または犬を飼っていると言われています。
ペットブームと言われ続けている日本でもペット保有率は3割程度です。
ニュージーランドのペットショップは大繁盛なのでは、と思う方もいるかもしれません。
日本ですと、猫や犬はペットショップなどの専門業者をはじめ、ショッピングモール、最近はホームセンターなどでも販売されています。
ニュージーランドでは、ペットフードやペット用品を販売するお店は多くありますが、子猫や子犬を販売しているペットショップは見たことがありません。
ペットを飼う場合は、里親を募集している動物愛護団体(SPCA)や、個人間でやり取りをしてペットを(無料または有料で)もらい受けることがほとんどだと思います。
人よりも羊の数が多いこの国では身の回りに動物がいる生活は特別なものではありません。
ニュージーランド人の気さくさは動物に対しても変わらないようで、かつて私が勤めていた会社のオフィスには犬がよく遊びにきていました。
隣の会社の従業員が飼っていた犬で、毎朝ご主人と一緒に車で「出勤」し、静かな私のオフィスで1日を過ごし、夕方になるとご主人が迎えに来て「退社」します。
日本の会社ではあまり見られない光景だと思いますが、私は動物好きなのでこの犬に癒されて仕事もやりやすかったです。
民間企業ですと多少自由が効きますので、そんなこともあるだろうと思われるかもしれません。
動物に寛容なニュージーランドでは「お役所勤め」をしている猫もいるのです。
NZポリスキャット(米CBSテレビ)
警察犬は鋭い臭覚で捜査の手助けをしますが、「警察猫(ポリスキャット)」の仕事は主に周辺パトロールと警察署内を和ませること。
上の動画に出ているポリスキャットの名前はティア。
首都ウエリントンの中央警察署に勤務しており、日々、犯罪撲滅のため戦う警察官を癒し続けています。
ちなみにティアの勤務シフトは一日30分くらいで、一仕事終えた後はお昼寝をしているそうです。
この小さくて可愛いらしい猫(上の写真)は「トビー」。
捨てられていたところを心優しい警察官に助けられ、その後ポリスキャットに。
北島南部のカピティ警察署に所属しています。
サンタクロースの衣装があまりお気に召さない様子なのは、ワンガパパロア署のスニッカーズ。
彼は「上級巡査」というニュージーランド で最も高い地位を持ったポリスキャットです。
警察の制服に着替え真剣な顔でパソコンに向かうスニッカーズ
ニュージーランドに留学した学生さんのホームステイ先にペットがいるケースは多々あります。
ホームステイが初めてですと、緊張などで精神的に疲れるものですが、ペットがいると気持ち的に和んでうまく現地の生活に慣れていくことができたりします。
滞在先にペットがいなくてもロトルアには「猫カフェ」がありますので、癒されたいなと思うときはおすすめです。
猫カフェは後日、こちらのブログ等で体験談を掲載したいと考えておりますのでお楽しみに。