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ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」を鑑賞

更新日:2023年6月4日

オークランド市内中心部を歩いていると一際目を引く大きな建物があります。


ニュージーランドで最大の劇場(2,378席)、シビックシアターです。



地味な色の外観とは違い内部は華やかに装飾されており、歴史を感じさせる雰囲気を漂わせています。



現在、シビックシアターで上演されているミュージカルが「キンキーブーツ」です。



キンキーブーツは実話をもとに描かれた映画が2012年にミュージカル化された作品です。


アメリカの演劇界で最も権威ある賞とされるトニー賞を受賞するなどブロードウェーで大ヒットし、いまだに人気を博しています。


昨年、日本でも3度目となる公演が城田優さんと小池徹平さんの主演で行われ、高い評価を得ていました。


音楽を担当したのは80年代を代表するミュージシャン、シンディ・ローパーです。


懐かしさを感じる年代なので音楽を楽しみにしていたのですが、曲よりも感動したのは出演者の歌唱力でした。


演技(ダンス)をしながら盛り上がるポップソングや心に染みるバラードなど、ストーリー展開に合わせ様々な曲を声量のある歌声で唄いこなします。


上演時間は2時間半と長いのですが、中間に20分休憩を挟むので、体が痛くなったりすることはありませんでした。


ミュージカル鑑賞というとドレスアップしたり、ちょっと敷居が高いと感じる人もいるかもしれません。


実際は、少しシュッとする程度の服装でOKですし、上演中にワインを飲んだりしながら鑑賞している観客も多く、堅苦しさはあまり感じませんでした。


また、劇場が広いため座席によっては音が届きにくいこともあるかもと考えていましたが、その心配も不要です。


二階席へも出演者の声はマイクを通じてよく聞こえますし、音響もよくミュージカルを十分に楽しめます。



問題があるとすればセリフ(英語)の聞き取りで、鑑賞前に字幕付きで原作映画をみておくとより理解が深まったかもしれません。


それでも鑑賞後に感動の余韻はしばらく続き、近い場所にあるならもう一回見たいと思うほどです。


キンキーブーツのオークランド公演は6月中旬まで続き、6月下旬からはウエリントン(セントジェームスシアター)で行われる予定です。


アウトドアから足が遠のきがちになるこれからの寒い季節、屋内エンタメのミュージカルはおすすめです。


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