自然の美味しさを味わおう!ハンギ料理を気軽に食べられるお店をご紹介
ニュージーランドの先住民族といえばマオリ族ですね。
せっかくの機会なので旅行中ぜひマオリ文化についても知ってもらいたいと思います。
マオリ族の文化にふれる方法はいくつかありますが、できれば楽しい方がいいですよね。
それなら文化を”食べて”みてはいかがでしょうか?
今回はマオリ族の伝統料理「ハンギ」をご紹介したいと思います。
ハンギ料理の作り方は豪快です。
地面に大きな穴を掘り、底に熱した石を入れます。
その上に食材を入れたバスケットを置いて、さらに湿らした布を被せた後、土を埋め戻します。
食材の量にもよりますが、およそ3〜4時間蒸したら出来上がり。
食材として使うのはサツマイモ、かぼちゃ、キャベツ、ニンジンなどの野菜とラム肉や牛肉などのお肉です。
食材は細かく切らず、昔は葉で包んで蒸していたそうです。
現在はアルミホイルやワイヤーバスケットなどを利用して蒸しています。
なぜ土に埋めるのかというと、それはマオリ族の信仰と関係があるようです。
彼らは、土から食物が生まれることから、生命は土の賜物であると信じていました。
食物を命の源である土の中で調理することは彼らにとっては自然なこととだったのです。
さて、蒸すだけというシンプルなハンギ料理とはどんな味がするのでしょう。
実際に食べてみると燻製のようなスモーキーな匂いがします。
野菜は素材そのままの味がして、普段食べる野菜より甘味を感じました。
ハンギに使われる野菜(サツマイモ、キャベツ、ニンジンなど)は 茹でると水溶性の栄養が減ってしまうこともありますが、蒸し料理なら栄養が保たれるという利点があります。
お肉はというと想像以上に柔らかく食べやすかったです。
こちらも不要な油が削ぎ落とされていてとってもヘルシー。
普段、色々な味付けをされている料理ばかりを食べているせいか、ハンギ料理は「野菜やお肉ってこんな味だったんだ!」と新鮮な感じがしました。
ロトルアでは、有名な観光施設(テプイア、タマキ、ミタイ等)に行くとハンギ料理を食べることができます。
でもそこに行く予定はないんだけどな、、、
そうした場合は、市内にハンギ料理を食べられるお店を利用してはいかがでしょうか。
オススメは「Kiwi Kai」というお店で、場所はロトルアセントラルモールの近く、大通り沿いに面しています。
価格は10ドル(約750円)〜とリーズナブル。テイクアウェイもできますので、宿泊先でゆっくり食べることもできます。
マオリ族文化の味わってみたいという方は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
Kiwi Kai(キウィ・カイ)
住所:1211 Amohau Street, CBD, Rotorua
営業:9am〜7pm(火〜木)9am〜7:30pm(金)11am〜7:30pm(土)
定休:月曜日
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