「パイ」はNZの国民食。その頂点に君臨する「ベストパイ」がロトルアにある!?
日本人の国民食といえば何が思いつきますでしょうか?
ラーメン?カレー?ハンバーグ?。。。
私が考える国民食はやっぱり「お寿司」ですかね。
ニュージーランドの国民食といっていい食べ物の1つに「パイ」があります。
日本人にはそれほど馴染みがないパイですが、NZではスーパーやカフェ、デイリーなど至る所で販売されており、いつでもどこでも手軽に食べられます。
NZ人がこよなく愛するパイ。当然、どこの、どの種類のパイが一番美味しいのかが気になります。
NZではパイの頂点を決めるコンテスト(Bakels New Zealand Supreme Pie Award)が毎年開催されており、先日、今年のナンバー1が決まりました。
このコンテストではパイの味だけではなく、見栄えなどを含め細かく審査されます。
また、審査員から高い評価を得たパイは、金賞・銀賞・銅賞とオリンピックのような形で部門別に表彰されます。
さらにこの中から総合トップの「大賞」が選ばれます。
コンテストに参加しているパイの数はおよそ5,500にものぼります。
大賞を獲得するには、その中から選ばれ、さらに厳しい品質管理テストをパスしたグルメミート部門のライバルに勝たなくてはなりません。
このハードな戦いを制して今年の頂点に立ったのは、タウランガにあるパトリックパイの「ローストポーク&クリーミーマッシュルームパイ」でした。
パトリックパイのオーナー、パトリック・ラムさんは今回でなんと6回目の大賞受賞。
部門別でも11部門中6部門で銅賞以上という圧倒的な成績を残しました。
<パトリックパイが受賞した部門>
・MINCE & GRAVY 銅賞
・STEAK (DICED) & GRAVY 銅賞
・CHICKEN & VEGETABLE 金賞
・GOURMET MEAT 金賞
・VEGETARIAN 銅賞
・BACON & EGG 金賞
ただ、日本人の私としてはどうしても「パイってそんなに美味しいの?」と思ってしまいます。
百聞は一見にしかず、ということで実際に食べてみました。
名実ともにNZナンバー1のベイカリー、パトリックパイ の本店は前述の通りタウランガにあるのですが、支店がロトルアにあります。
ロトルア店を訪れ、今年の大賞のパイ(下の写真)と2004年と2009年に大賞に輝いたクリーミーベーコンマッシュルーム&チーズパイを買っていただいてみました。
2018年のベストパイ「ローストポーク&クリーミーマッシュルームパイ」
普段スーパーで買って食べているパイとは全然違って、ボリュームがあり中からとろけ出るクリームソースと具材の味付けが絶品です。
価格は1個5ドル前後しますので、決して安くはありませんが食べてみる価値は十分あると思います。
個人的なおすすめは、味に癖がないクリーミーベーコンマッシュルーム(下の写真)ですね。
また、今年の受賞は逃しましたが「ステーキ&チーズ」は自信を持っておすすめできるパイです。
ロトルアにお越しの際は、NZのベストパイを作り続ける「パトリックパイ」を訪れてみてはいかがでしょうか。
なお、パトリックパイの情報は「カフェ・ベーカリー」ページよりご覧ください。