お土産人気 No.1!NZのスーパーフード「マヌカハニー」
日本に帰国すると、消費者庁許可の特定保健用食品、通称「特保」マークがついた食品をスーパーでよく見かけます。
テレビやネットでも「健康に良い」とされる食品の情報はあふれていて、消費者のニーズは相当高いことがうかがい知れます。
近年特に注目されているのが「スーパーフード」と呼ばれる食べ物で、その特徴としては以下のようなものがあります。
1.健康に良い栄養素を豊富に含む
2.多くは低カロリー
3.抗酸化作用が高い(アンチエイジング効果)
4.生活習慣病に良い
5.がんのリスクを遠ざける
私も以前からスーパーフードと呼ばれる食品が気になっていてアサイージュースをよく飲んでいました。
「アサイー」はスーパーフードブームのきっかけとなった南米原産の果実です。
オレイン酸、βカロチン、食物繊維、ミネラルなど様々な栄養素を含むと言われ、アマゾンのミルクとも呼ばれています。
トップアスリートやモデルさんたちが、貧血改善や疲労回復に飲んで体調が改善したという話題がきっかけとなりブームが拡大しました。
ニュージーランドを代表するスーパーフード、といえばやはり「マヌカハニー」です。
愛用者には、藤原紀香さん、小林麻耶さん、鈴木おさむさん、 GACKTさん、Aikoさん、ダイヤモンドユカイさんなど、著名人にも多くおります。
「ハチミツの王様」とも呼ばれるマヌカハニーは、強力な抗菌効果をもたらす物質「食物メチルグリオキサール(MGO)」を豊富に含む唯一の食品です。
また、1瓶で数万円もする高級品もあることから「世界で最も高級なハチミツ」としても知られています。
ただ、全てが高価なものというわけではありません。
ニュージーランド国民にとってマヌカハニーは、いたって一般的な商品のためスーパーで販売されています。
上の画像:スーパーのハチミツコーナーで販売されているマヌカハニー
では、マヌカハニーはなぜそんなに人気あるのでしょうか?
ニュージーランド人がマヌカハニーを買い求めるのは、日常的な体のケア(以下)が理由に多いと思います。
・喉がいがらっぽい
・風邪やインフルエンザの予防
・口内炎や歯周病ケア
・整腸作用
・糖尿病予防や対策
一方、日本でマヌカハニーが知られるようになったきっかけは「ピロリ菌」に効果があるという評判でした。
ピロリ菌は胃の粘膜にすみつく細菌で、日本人の約半数(50代以上になると7〜8割)が感染していると言われています。
日本人は胃腸が弱い人が多いという噂はホントの話で、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がんなどの患者は他国に比べ発症率が高いのです。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍患者のうち8〜9割がピロリ菌に感染しており、胃がんの感染率にいたっては98%にものぼります。
ピロリ菌に感染したからといってこれらの病気になるわけではありませんが、そのリスクは確実に高くなります。
マヌカハニーがピロリ菌に効果があるという理由は、前述の通り「抗菌作用が強い」という特徴によるものです。
抗菌作用をもたらす成分の1つがメチルグリオキサール(MGO)。
マヌカハニーには普通のハチミツの数百倍にも及ぶ量のメチルグリオキサール(MGO)が含まれており、その効能は世界中の大学や研究機関によって科学的に検証されています。
2006年、メチルグリオキサール(MGO)こそがマヌカハニーの抗菌特性を殆ど独占的に担っている主要成分である事を突き止めたのが、ドイツのドレスデン工科大学の研究チーム。
彼らの研究によると「MGOが1kgあたり100mg以上含有されている」ということがマヌカハニーとしての効果が期待できる条件になります。
=ドレスデン工科大学「消費者へのMGOレベル指標」=
MGO100 ちょっとした体調不良・健康維持
MGO250 消化不良・胃食道逆流などの体調不良
MGO400 胃潰瘍・過敏性腸症候群・中〜重度の創傷
MGO550 最高レベルの抗菌活性
マヌカハニーの商品ラベルには抗菌度を数値にしたラベルが貼られています。
ただ、全てが「MGO」で表記されているわけではなく「UMF」や「MGS」などの別の基準表記があり消費者にとってはわかりにくいのが厄介です。
マヌカハニーとしての効果が期待できるのはMGO100以上であることが条件でしたが、これに相当するUMF・MGSの最低値はそれぞれ「UMF 10+」「 MGS 5+」 となります。
マヌカハニーをお探しの際はこれら基準表記を確認してから購入されることをおすすめします。
ロトルアには上の写真の「アラタキハニー」の販売店があり、当社催行のツアーでも立ち寄ることがあります。
また、お土産物の買い物のため、お客様からスーパーに立ち寄ることをリクエストされることがありますが、その際もマヌカハニーを購入される方が多くおられます。
マヌカハニーは、単に贈答品としてだけではなく、ご自身やご家族用に購入されるお客様が少なくないようです。
ニュージーランドのスーパーフード「マヌカハニー」はお土産として大変高い人気を誇っていますが、日本へ持ち帰る際は注意点があります。
ハチミツは「100ml以上の液体物」に該当し、手荷物としての機内持ち込みを拒否されることがありますので、スーツケースなど預け荷物の中に必ず収納してください。