シラーホークスベイ(赤ワイン)が今年のチャンピオンワインに
更新日:2019年12月9日
(中央がヴィラマリアの赤ワイン)
先月行われた2019年ニュージーランドワインアワーズ。
チャンピオンを獲得したのはヴィラマリアのシラーホークスベイでした。
ニュージーランド産ワインといえばソーヴィニョンブランに代表される白ワインのイメージが強いのですが、赤ワインの品質もそれに負けず劣らず高くなっています。
北島東部、太平洋に面したホークスベイは4つの大きな川が流れる地域。
その地形や土壌がブドウの生産には適しており、少ない降雨量と長い日照時間によって完熟したブドウを収穫できるそうです。
メルロー、カルベネ・ソーヴィニョン、カルベネ・フランなどのブドウ品種から作られる上質なワインはすでに国際的に認知されているほど。
シラー(シラーズとも呼ばれます)品種を使ったワインはコクがあって、なめらかな味わいなのが特徴です。
世界的にシラー種の栽培面積が増えていることから人気の赤ワインとなっていることがわかります。
今年のチャンピオンワインを製造したヴィラマリアは1961年に弱冠21歳の若者が、サウスオークランドで創業したワイナリーです。
1970年代に家族経営から脱皮し、事業を拡大。
オークランド以外にも、ホークスベイ、マールボロ、ギズボーンのヴィンヤードで栽培するブドウから良質なワインを製造しています。
今回のワインオブザイヤーを含めこれまで品評会では多数の賞を獲得し、販売先はNZ国内のみならず世界60カ国へ輸出。
今やニュージーランドを代表するワイナリーの1つとして知られるようになりました。
ちなみに創業者のジョージ・フィストニッチ氏は現在もオーナーとして活躍中です。
赤ワインの人気はその健康効果とも関係があるようです。
ポリフェノールやペプチドを含む赤ワインに期待できる健康効果には、以下のようなものがあります。
①動脈硬化の予防
②抗酸化作用によるアンチエイジング
③血流促進による美肌効果、冷え性対策
④認知症、アルツハイマー病の発症リスク低減
⑤うつ病の発症率低減
⑥ヘリコバクター・ピロリ菌の増殖を抑える
健康効果だけではなく、美容にも良い点は特に女性にとって嬉しいポイントですね。
白ワイン党の方にも、NZ産赤ワインをぜひご賞味いただければと思います。
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