人気のホビット村ロケ地ツアー!撮影秘話編

ロトルアから車で1時間。
マタマタという面白い名前の街にあるのがホビット村ロケ地セットです。
ロードオブザリング3部作の世界的大ヒットと続編で制作されたホビットの撮影地として有名となりました。
ホビットの撮影後に残された映画セットは観光スポットとなり、今でも高い人気を誇っています。
車でマタマタ の撮影ロケ地近くづくにつれ、周りは緑一色に包まれますが、ニュージーランドでは決して珍しい景色ではありません。
映画製作者たちは一体どうやってこの場所を見つけたのでしょうか?
答えは「空」。
ピーター・ジャクソン監督率いる、ロケーションスカウトチームは、ヘリコプターを使ってイメージにあう土地を上空から探索したのです。
そして見つけたのがアレクサンダーさん所有の1250エーカーの農場で、ニュージーランドの平均的酪農地の5倍もの広さです
アレクサンダーさんは約40年前にこの地に移住した農家の方で、羊を1万3千頭、肉牛を300頭、飼っているそうです。
ツアーで乗る移動バスのテレビ画面でアレクサンダーさんの顔を見ることができますので、コアなファンなら写真を撮っておきたいところですね。
土地の広さでエーカーといっても単位に馴染みがなく、よくわかりません。
ざっくりとですが、およそ東京ドーム108個分の広さ、というとめちゃめちゃ広い!ということが理解できると思います。
ロードオブザリングの原作はJ R R トールキンの「指輪物語」ですが、アレクサンダーさんの農場には、原作に近い特徴があったのが決め手となりました。
またその農場からは電線や道路、建物も見えないという映画撮影には絶好の場所だったのです。
映画の撮影に向けて工事が始まったのは1999年の3月、今からちょうど20年前のことでした。
ピーター・ジャクソン監督は、細部にこだわる人で、ホビット村のイメージを作り上げるために9ヶ月を要し、工事にはニュージーランド軍も応援で駆けつけたそうです。
ホビット村の話は一度に書ききれませんので今回はここまで。次回に続くとさせていただきます。
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