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NZ人の父を持つヨット競技の新星が目指すのは東京五輪とアメリカズカップ!


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陸上100mで9秒97の日本新記録を出した「サニブラウン選手」

米国プロバスケットNBAで1巡目指名をされた「八村塁選手」

最近ハーフの日本選手が話題を振りまいていますね。

そこで、ニュージーランド人とのハーフ選手はいないのかな、と探していたら注目人物がいました。

その選手の名前は高橋レオさん(20歳)。種目はセーリングです。

「セーリング?」

もっとわかりやすく言えばヨットですね。

セーリングはオリンピック種目にもなっており、高橋選手はヨット競技の花形と言われる49er級で東京オリンピックの日本代表を狙っています。

身長192センチ、体重85kgの体格はニュージーランド人の父親ゆずりで、パワーが求められる49er級にはもってこいだそう。

実はセーリング技術もアメリカズカップにも参戦した父親仕込みとのこと。

「アメリカズカップって何?」

アメリカズカップは世界最高峰のヨットレースで、今から170年近くも前に始まりました。


世界最古のスポーツトロフィーと言われる「アメリカズカップ」をめぐり、世界の名だたる海洋国が国の威信をかけて戦う大会なのです。

そのアメリカズカップに、高橋選手のお父さん(ロバートさん)は、日本チーム「ニッポン・チャレンジ」の一員として戦いました。

静岡県で生まれた高橋選手が家族でオークランドへ移住したのは7才のとき。

はじめはセーリングを嫌いだったとのことでしたが、レースに参加するようになってからその面白さに惹かれたそうです。

その後、17歳で日本ナショナルチーム入りを果たし、昨年の国際大会で初の決勝レース進出を経験。

総合10位になったことで一気に日本代表候補となったのです。

昨年発足し、今年の2月に開幕したセーリングのプロリーグ「SailGP」。

オーストラリア、イギリス、フランス、アメリカ、中国、日本のチームによる国別対抗戦に、日本チームの最年少メンバーとして高橋選手も選ばれました。

開幕戦のシドニー大会で2位に入った日本チームに高橋選手は大いに貢献したそうです。

オリンピックとともに目標として掲げるのがアメリカズカップ。

現在のカップホルダーは国民一人当たりのボート所有率が世界一のセーリング大国「ニュージーランド」です。

次回、アメリカズカップは2021年にオークランドで開催される予定。

この大会はともかく、高橋選手が25〜26才になる次回大会にはアメリカズカップを戦う姿を見ることができるのではないかと期待しています。

気が早いかもしれませんが、日本チームのヨットに乗った高橋選手がアメリカズカップを掲げる姿を見れたらなぁ、なんて思ったりしています。


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