動き回るキウイバードに興奮!【レインボースプリングス】は希少なNZ固有の鳥と出会える場所
<お知らせ>
ニュージーランドでは今日からデイライトセービングが始まりました。
日本との時差は4時間になりますので、日本からお越しの方はご注意ください。
====以下ブログ記事====
今日はロトルアにある【レインボースプリングス】のご紹介です。
NZ固有の珍しい鳥、透明度が高い池で泳ぐ大きなニジマス、生きた化石と呼ばれている珍しい爬虫類などが見学できます。
園内には動物をテーマにした遊具やプレイグラウンドもあるなど子供たちにも人気の施設です。
園内を案内してくださったのは日本人スタッフのユリエさん(写真右)。
NZのスクールホリデーが始まったタイミングでしたので、家族連れのお客様を多く見かけました。
園内に入り最初に目に入ってくるのが、たくさんのニジマスが泳ぐ池です。
一見浅く見えるのですが深さは3m程もあります。
水の透明度が高いことで浅く見えるのだそうです。
この池はロトルア湖とつながっていてマスは自由に行き来できるのですが、餌がもらえるためここに住み着いているとのこと。賢いですね。
レインボースプリングスではマスの稚魚を飼育しており、約8割が成魚まで育ちます。
そして2歳くらいになった時点でロトルア湖に放流されます。
見上げているのはニュージーランドのシンボルとも言えるシルバーファーン(シダ)。
背が高いのが特徴で、葉の裏がシルバーに見えることからその名がつけられています。
その昔マオリ族は、夜間、森の中で道に迷わないように白く光るシルバーファーンを目印として使っていたそうです。
ラグビーのオールブラックスのユニフォームについているマークもこのシルバーファーンです。
かつてNZに実在した飛べない鳥「モア」の実物大銅像。恐竜のような大きさです。
先住民族のマオリが捕食したことで、結果的に絶滅してしまったとのこと。
それにしても大きな鳥です。
こちらの鳥はレッドクラウンパラキートという名前のインコ。
目の周りが赤くなっているのがアイシャドウをつけているように見えます。
案内板にも「ちょっとアイシャドウつけすぎじゃない?」(笑)
こちらの鳥はやはりNZ固有の鳥で知能が高くイタズラ好きな「キア」
人間の2~3歳くらいの知能があるそうで、名前を読んだらカメラ目線をしてくれました。
私たちに近寄ってきたのはフレンドリーなオウムのカカ。こちらもNZ固有種です。
口ばしを使って上手にロープを渡り歩く姿がとてもユーモラスでした(笑)
キウイバードの口ばしをイメージした遊具で遊ぶファミリー。
園内にはこうした遊具が設置されているので、楽しく遊びながら見学できます。
続いて向かったのが数種類のニジマスが泳ぐ水槽です。
日本でよく見かけるマスのサイズではなく、巨大といっても過言ではありません。
主に北米から持ち込まれたマスはNZでとてもよく育ちます。
マスはスーパーなどであまり流通していないため、食べたいと思えば自分で釣るしかありません。
なお、NZの川や湖での釣りをする場合はライセンスが必要になります。釣りをされる方はご注意ください。
マスの雄と雌の見分け方は下あごの形だそうで、しゃくれた感じは雄になります。
上の写真は下あごがまっすぐなので雌ですね(もし間違えていたらすみません。。。)
こちらはノンゴタハ山からしみ出てきた水を濾過した天然ミネラルウォーター。
飲んでみたら冷たくてとても美味しかったです!
案内してくれたユリエさんによると、この水を飲んで病気が改善した人もいるそうで、水汲みだけに来る地元の方もいるほど。
受付で空のペットボトルを1ドルで販売していますので、持ち帰りも可能です。
こちらはNZにのみ生息するトカゲのトゥアタラ。
恐竜の末裔と呼ばれ、2億年前から現在までその姿を変えていません。
また、百年以上生きることできたり、3つ目の眼を持っていたりする不思議な生き物です。
私は爬虫類が苦手のですが、お好きな方には見逃せないポイントです。
次にやってきたのがディズニーランドのスプラッシュマウンテンのミニ版のような「ビッグスプラッュ」です。
イケメンのお兄さんに思わず見とれながら注意事項について説明を聞きました。
最後に水しぶきがかかる場所があります。
濡れたら困るものはバッグ等にしまった方が良いでしょう。また上着を預けることもできます。
うっそうとした森を冒険するような感じでボートが進んでいきます。
そしてビッグスプラッシュのハイライト。一気に急な坂を落下します。
落差もあって見た目以上のスリルを味わえます。
着水すると水しぶきが激しく舞い上がり、とても楽しめました。
1回の所要時間はおよそ5分程度。料金は入場料に含まれていますので何回乗ってもOKです。
これからの時期は服が少し濡れてもすぐ乾くと思いますのでぜひ体験してみてください。
こちらは巨大なジェイド(翡翠)です。名古屋万博の際にNZのブースで展示されました。
こう見えても宝石なので、これ1つで高級車が買える?くらいの価値があります。
レインボースプリングスで飼われている白鳥です。
自分の住処と池を行き来しており、人間がいても気にせずに自由に歩いています。
いよいよキウイバードを見学するため「キウイハウス」へ。
入口の近くにはオールブラックスのユニフォームを着た大きなキウイバードがいました。
記念撮影をするには最適の場所ですね。
なお、キウイハウス内の写真撮影はNGなので展示室の様子をご案内できないのが残念です。
こちらは別の展示場で見学したはく製のキウイバード 。
体と不釣り合いな大きさの卵。重さも体重の約4分の1にもなります。
実際の卵に近い大きさと重さの模型を持ってみましたがずっしりと重かったです。
メスが産んだ卵をオスが温めて孵化させることから、子育てや家事をよく手伝う夫をNZではキウイハズバンドと呼んでいます。
生きているキウイバードの室内展示室はテプイアにもありますが、レインボースプリングスの方がスペースが広く、薄い照明があるので見やすいといった印象です。
展示室内には3羽のブラウンキウイがおり、餌を探し回りながら地面を突つきながら歩き回っています。
たまたま目の前に現れたキウイはニワトリよりも少し小さい大きさに見えました。
目立たない色なので暗い室内に目が慣れるまで見つけるのは大変かもしれません。
これらの動物たちはキウイの天敵です。人間が持ち込んだり、人間と一緒に船で海を渡ってNZに住み着いてしまいました。
政府はキウイの天敵動物駆除に力を入れておりますが、繁殖能力が高く数も多いので成功するかどうかは未知数です。
駆除が成功して保護しなくてもキウイの数がかつてのように増えればいいですね。
園内の見学が終わったらお土産物コーナーへ。キウイバードグッズもたくさんあります。
施設内はゆっくり回って1時間ちょっとくらいで見学できます。
ロトルアにお越しの際は、日本では見ることができないNZ固有種の鳥や動き回るキウイバードを間近で見学できる「レインボースプリングス」を訪れて見てはいかがでしょうか。