極限のスリルを体験できるNZのエキストリームアトラクション!
「ニュージーランドらしいアクティビティ」といえば何ですか?
そう聞けば、多くの方が「バンジージャンプ」を思い浮かべるのではないでしょうか。
バンジージャンプの起源となったのは、バヌアツ共和国のペンテコスト島で行わている(足に紐をつけて櫓から飛び降りる)儀式です。
現地の言葉で「ナゴール」と呼ばれ、男性が成人として認められるための通過儀礼であり、主要作物(ヤムイモ)の豊作を祈願する儀式でもあります。
バヌアツのナゴールが、バンジージャンプとして誰もが体験できるアクティビティになったのは、ニュージーランド人のA.J.ハケット氏の功績によるものです。
冒険家のハケット氏はこれまで、パリのエッフェル塔など、様々な場所からバンジージャンプを成功させており、ギネスに認定されている記録も少なくありません。
1988年 世界初のビル(オークランド証券取引タワー)からのバンジー
1990年 世界初のヘリコプターからのバンジー(高さ380m)
2000年 世界で最も高い場所にある吊り橋からのバンジー(高さ380m)
2006年 世界で最も高い商業バンジー(高さ233m)からの最初の体験者
2007年 世界で最も長く伸びるロープ(1km超)を付けてのヘリからのバンジー
1988年にハケット氏が、初めてバンジージャンプをニュージーランドで商業化して今年でちょうど30年。
彼の会社であるAJハケットバンジー社は、これまでにない過激なアトラクション(Navis Catapult)をクィーンズタウンに完成させました。
数億円を投じて設置された世界最大のカタパルトから落下すると、たった1.5秒で時速100kmに達します。
かつてのバンジージャンプは、ノーマルに飛び降りるだけのものしかなかった気がします。
近年は、上の動画のような「スイング系」が登場し、違ったスリルを味わえるようになっています。
エクストリームアトラクションは「若い世代向け」というイメージがありますが、ニュージーランドでは高齢でも健康であれば挑戦できます。
ロトルアから南に車で1時間ほどの街、タウポ。
NZ最大の湖があることで知られるこの街でも、バンジージャンプとバンジースウィングを体験できます。
アトラクションを催行しているタウポバンジーでは、バンジーまたはクリフハンガー(スィング)の料金$155(約11,000円)を、65歳以上のNZ人であれば「無料」としています。
「シニアの方々にもエキサイティングな楽しみを味わってもらいたい」というのが無料にする理由で、健康である証明書(医師の診断書等)があれば、条件に当てはまる人は誰でも体験可能です。
数年前のニュースですが、クィーンズタウンでバンジージャンプに挑戦したのは、メアリー・マンセンさん91歳。
メアリーさんは84歳の時にもバンジーを経験していてこれが2度目の挑戦。
バンジージャンプを飛んで無事に故郷に帰ったメアリーさんは、ボウリングクラブの友人にその時の写真を自慢げに見せていたとのことです。
人生で一度はやってみたいことって誰でもあるかと思います。
健康であれば、年齢は一切関係ありません。
ニュージーランドでバンジージャンプ、一度体験してみませんか。