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ミッションインポッシブル最新作NZ撮影秘話

執筆者の写真: キオラ!ロトルアキオラ!ロトルア

雄大な景色と手付かずの自然があふれるニュージーランドは、映画の撮影地として人気があります。

NZで撮影され最も有名になった映画は、言わずと知れた「ロードオブザリング」ですね。

マタマタに残されている撮影セットは世界中の人々が訪れる観光名所となっており、ロトルアからもツアーが出ています。

ロードオブザリング以外ですとトム・クルーズ主演の「ラストサムライ」が有名です。

映画の舞台設定が日本で、渡辺謙、真田広之、小雪など有名俳優が出演したこともあり、記憶に残っている方も多のではないでしょうか。

トム・クルーズは映画作りへのこだわりが強いことでも知られています。

例えば、ラストサムライの武士や兵士のエキストラおよそ500人は全て日本人でした。

その多くは日本の若者をニュージーランドへ集め、現地で軍隊さながらの教育がなされたということです。

兵役があり兵器の扱いに慣れた韓国人や、銃が身近な日系アメリカ人を外見が似ているというだけでエキストラに使うことを良しとしなかったという逸話が残っています。

トム・クルーズは親日家として知られ、他のハリウッドスターに比べても来日回数は非常に多い俳優です。

私もトム・クルーズのファンで代表作の「ミッション・インポッシブル」シリーズは全て観ています。

シリーズ第6弾となる最新作「ミッション・インポッシブル / フォールアウト」は、ニュージーランドでは日本より1日だけ早く8月2日(木)から劇場公開されます。

ミッション・インポッシブルでは世界の様々な場所が舞台になります。

今回の撮影はノルウェー・パリ・UAE、そしてニュージーランド(南島のオタゴからサウスランド地域)で行われました。

気になるNZでの撮影のハイライトは、ヘリコプターで山々を飛び回る緊迫のシーン。

トム・クルーズ自らがパイロットととしてヘリコプターを操縦する圧巻のスタントでした。

前述の通り映画へのこだわりが人一倍強いトム・クルーズですが、ミッション・インポッシブルシリーズには並々ならぬ思いを抱いています。

それもそのはずで、この映画の権利は彼の会社であるクルーズ・ワグナー・プロダクションズが持っており、この映画の成功が彼自身の会社の成功に直接影響するからです。

ヘリコプターの操縦技術を映画のシーンで使えるレベルまで上げるため、操縦訓練に2年を費やしたそうです。

これ以外にもバイクチェイスやスカイダイビングなど危険と隣り合わせのスタントを56歳のトム・クルーズは次々とこなしました。


(画像:NZ Heraldから抜粋)

限られた時間の中で命がけの撮影をやり抜いたトム・クルーズの様子を最も近くで見ていた制作関係者や共演者たちは「彼の役と演技がまさにミッション・インポッシブルだった」とNZヘラルドの記事が伝えています。

海外で映画を観るのは英語のハードルがあって十分に楽しめないかもしれません。

ただ、ミッション・インポッシブルはアクション映画。セリフがわからなくても迫力で楽しめる部分も多くあります。

また、映画を観ながら観客が歓声を上げたり、日本とは違う映画鑑賞のスタイルが面白かったりします。

NZ観光の1つとして映画鑑賞体験も楽しいかもしれませんね。



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