ロトルアのトップバリスタがいるカフェは?
ニュージーランドレストラン協会が主催している「ロトルアホスピタリティーアワード」。
ロトルアのレストラン、バー、カフェなどで優れたサービスを提供している人々が選ばれ、2018年度の表彰式が先日(7月1日に)開催されました。
飲食店の中でもカフェはニュージーランド人の生活に深く浸透しています。
NZが発祥と言われ口あたりのよいフラットホワイト、コーヒー愛好家に人気で深い味わいのエスプレッソ、チョコレートパウダーを使った芸術的なカプチーノなど、味と香り、見た目が楽しめます。
ロトルアにもカフェはたくさんありますが、舌の肥えた人たちは美味しいコーヒーを目当てにお店を選びます。
バリスタたちもそうしたお客を満足させるため腕を磨いており、ホスピタリティアワードでトップバリスタの称号を得ることができれば、彼らのキャリアに大きな意味をもたらします。
また、トップバリスタがいることはお客を集めやすくなりますので、ノミネートされたバリスタがいるカフェの経営者たちにとっても自分のことのように気になったと思います。
そんな中、バリスタ部門で優秀者として選出されたのは「グレース・チョイ」さんでした。
(抜粋:Rotorua Daily Post)
八年前にバリスタとして働き始めた時の彼女の勤務時間は早朝5時から午後2時まで。
朝5時からの仕事というだけで大変なはずなのに、深夜3時には出勤し、勤務開始までの2時間、美味しいコーヒーを淹れるための練習をしていたそうです。
彼女がコーヒー作りにこだわるのは「お客様がコーヒーだけにお金を支払っているのではない」と思いからでした。
「お客様はカフェで過ごす幸せを求めていて、美味しいコーヒーを楽しんでいただくことでその幸せを共有しています」という言葉がとても印象的でした。
サービス業界で働くアジア系移民の女性、という点では私と同じ境遇なので、彼女の受賞は個人的に励みになりましたし、またその仕事に対する姿勢を見習いたいと感じました。
さて、ここで気になるのはチョイさんが働いているカフェです。
ロトルアにはNZカフェオブザイヤーに輝いた名店もあるので、てっきりそんな有名店の方かと思っていたら、そのカフェは「マックカフェ」でした。
そう、誰もが知っているマクドナルド内にあるカフェコーナーです。
なじみがあって気軽に入れるマックカフェで、ロトルアのトップバリスタが淹れてくれるコーヒをいただけます。
コーヒー好きな方はぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。