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執筆者の写真キオラ!ロトルア

ニュージーランド旅行を楽しむために気をつけるべきこと


イギリスの経済誌「エコノミスト」が毎年発表している「世界で最も住みやすい都市ランキング」。

昨年まで7年連続で1位だったオーストラリアのメルボルンは今年2位に下がり、代わりにオーストリアのウィーンが初の1位となりました。


初の住みやすい都市ランキングで初の1位になったウィーン

ニュージーランドのオークランドは2年前に8位になりましたが、残念ながら今年はトップ10に食い込むことはできませんでした。

慢性的な住宅不足や交通渋滞など、急激な人口増にともなう社会問題が影響してるのかもしれませんね。

ただ、旅行者にとって重要なのは、その国の「住みやすさ」よりも「安全に旅行を楽しめるか」だと思います。

オーストラリアの研究機関IEPは、国レベルの安全性を評価した指標を作成し、ランキングを発表しています。

<安全性が高い国トップ10>

1位 アイスランド

2位 ニュージーランド

3位 ポルトガル

4位 オーストリア

5位 デンマーク

6位 チェコ

7位 スロベニア

8位 カナダ

9位 スイス

10位 日本

トップ10の内、ヨーロッパ諸国が7つを占めている中、ニュージーランドの安全性はアイスランドに次ぐ世界第2位。日本も10位にランキングされていますね。


どこかニュージーランドに似ているアイスランドの風景

この指標では、治安の良さだけではなく、近隣国との関係、経済的安定など総合的な要素からその国の安全性を判定しています。

「世界で2番目に安全な国」と言われると、旅行中に気持ちがゆるんでしまうかもしれません。

ただ、ニュージーランドでも盗難などの軽犯罪はよく発生するので旅行者の方には注意していただきたいと思います。

ニュージーランド政府観光局も旅行者の方へ向け、以下のような注意換気を行なっております。

<所持品の管理>
  1. 宿泊先の客室を出るときや車を離れる際は戸や窓をきちんと閉め、必ず施錠してください。

  2. 貴重品の管理は特に厳重に。宿泊先に安全金庫や貴重品預かりがあれば利用しましょう。駐車した車の中に貴重品や重要書類を置いたままにしてはいけません。

  3. 荷物やカメラ、財布などを置いたままその場を離れてはいけません。特に、空港やフェリーターミナル、バス停、駅などの公共の場では要注意です。同行者にそばで見ていてもらうなどの対策を。

  4. 大量の現金や高額なジュエリーを携行しないようにしましょう。

  5. ATMを利用する場合は、できるだけ昼間に少額を引き出すようにしてください。暗証番号を他人に見られないように操作中の手元は隠しましょう。

  6. 車内の目につきやすい場所に地図や荷物、ガイドブック、パンフレットを置いたまま車を離れないでください。一見して旅行者とわかると、貴重品を持参しているとの推測から狙われやすくなります。

  7. キャンピングカー利用の場合でも、できる限りキャンプ場に宿泊してください。

上記の通り、最も気をつける必要があるのは、「置き引き」です。
繰り返しになりますが、大切な所持品は「安全に保管する」「誰かに見ていてもらう」「携行する」ことが大切です。

なお、ニュージーランドでの緊急通報は「111番」で、警察は「110番」、救急車は「119番」のように別れてはおりません。
また、現地の大手通信キャリア(Spark・Vodafone・2degree)は、海外旅行者向けに「安全確認」ができるテキストメッセージのサービスを提供しています。

今現在いる場所や旅行予定をテキストメッセージとして7233へ送信しておくと、データベースに保存され、警察が必要なときにアクセスすることができるようになっています。
7233へ送信すると受信確認として、「危険な場合は111へダイヤルし警察に通報してください」という自動返信のテキストが返ってきます。

Vodafoneから自動返信で届いた受信確認メッセージ
必要な場合に、家族や友人に、今どこで何をしているのかを知らせる有効な手段となりますので、警察とニュージーランド政府観光局では、このサービスを利用するよう旅行者に勧めています。
私も日本にいる感覚で、バッグを車内に残したままにしたり、荷物を置いて一時的に自分の目の届かない場所に離れたりしたことがあり、現地に長く住む人からアドバイスを受けた経験があります。
ただ、こうしたことさえしなければ何事もなく過ごせる国です。
せっかくのニュージーランド旅行、安全に楽しんでいただけたらと思っております。


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