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長年の努力によって記念すべき2000羽目のキウイバードが人工孵化で誕生




かつてNZには1000万羽以上ものキウイバードが生息していましたが、人間の狩りや人間が持ち込んだ外来動物の捕食によって、わずか数万羽まで数が減少してしまいました。


絶滅の危機を救うため、ロトルアにある国内最大のキウイバード孵化施設が人工孵化に取り組み始めたのが今から24年前のことです。


1995年、1羽から始まった人工孵化は現在、年間130羽もの雛を誕生させられるまでになっています。


そして今日、記念すべき2000羽目の雛が人工孵化によって卵からかえりました。


野生で生まれたキウイバードが無事、成鳥になれる確率はわずか5%ほどしかありません。


ほとんどがキウイの天敵(オコジョ・イタチ・犬・猫など)によって捕食されてしまうからです。


一方、人工孵化によって生まれた雛は4〜5ヵ月間、施設で育てられ、天敵から身を守るために十分な大きさになったら自然にかえされます。


この手法によって、キウイの生存率は65%まで上がっているそうです。


2000羽目の雛が誕生する瞬間はインターネットでライブ配信され、生まれた後の雛の様子はユーチューブでもご覧いただけます。



ロトルアのレインボースプリングス自然公園内にあるキウイの人工孵化施設は一般に公開されていて見学も可能です。


ご興味のある方はロトルア旅行の際にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


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