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Native Plants

NZ固有の植物 

鳥類以外の動物がいない時期が長かった歴史をもつNZでは独自の進化を遂げた植物に出会える。マオリ族は植物の特性を生かし生活道具を作り病気の治癒にも利用した。珍しい植物の特徴を知ると旅がさらに面白くなる。
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Kauri

世界で最も古くから存在するNZ固有の植物。ゆっくりと成長し、タネ・マフタ(森の主)と呼ばれるカウリは高さ50m・樹齢は2000年を越える。日本の屋久杉と姉妹木協定を結んでいる。北島のロトルア以北でのみ見られる。

カウリ

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Harakeke

高さ2mもの葉の塊となる亜麻。マオリ族はその繊維を編んでカゴやマット、魚の網を作っていた。種から取れるオイルはスキンケア用品にも使われるほど良質。緑が多い所だけではなく街中や道路端など様々な場所で見られる。

ハラケケ

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Lancewood

幼木時はトゲのある葉を下向きに生やす珍しい木。3mほどの高さになると姿をかえ、幹の先端部にふさふさとした緑の葉をつける。かつて生息した巨大鳥『モア』から身を守るための進化と言われる。NZ全土で見ることができる。

ランスウッド

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Silver Fern

NZのアイデンティティ的なシダ。葉の裏と茎から伸びる枝が白いのが特徴。成長すると10m以上の高さに達する。昔のマオリ族は暗い森の中でシルバーファーンを道しるべとして使用していた。北島で多く見られる。

シルバーファーン

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Cabbage Tree

成長すると10m〜20mの高さになる。食べられる新芽がキャベツなど野菜の栄養素に近いことが名前の由来。欧州からの入植者は耐火性あある幹を煙突として使用したりした。湿った土壌から海抜千mの場所まで育つ範囲は広い。

キャベジツリー

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Toetoe

見た目がススキによく似たイネ科の在来植物。外来種のパンパグラスとも似ていて間違いやすい。マオリ族はカゴを作ったり屋根を葺くための材料、または腎臓機能を改善する薬として利用していた。主に北島に分布。

トイトイ

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Mamaku

高さ約20m(ビルの7階)にまで成長する木性シダ。葉の長さも最大で5mに達する。別名"ブラックツリーファーン"。マオリ族は『コル』と呼ばれる新芽を食料としていた。北島に多く、南島は霜がおりない地域で見られることも。

ママク

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Nikau

世界で最も南の地域で見られるヤシの木。約15mの高さまでゆっくり成長し葉の長さは3mにもなる。マオリ族は葉を屋根・帽子・マット・カゴなどに使っていた。海沿いではなく森の中で見られ庭木として植えられていることも。

ニカウ

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Tussock

小麦畑のようなタソック草原。タソックはゆっくり成長するイネ科の植物で中には2mに達するものも。空気清浄の働きがあるそうで市街地に植えらることも。北島ではトンガリロ国立公園等で一面に広がるタソック草原がみられる。

タソック

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