バターでダイエット?NZグラスフェッドバターの体質改善効果とは!
今年の日本の暑さは例年に増して厳しいようですね。
先日も日本からいらっしゃったお客様から「キャベツなど、野菜がとても高い」ということを伺いました。
異常気象は人間だけではなく、当然、植物や動物にも影響しています。
牛乳の生産地である北海道では長雨の影響で牧草の育ちが悪く、ほかの地域でも猛暑により乳牛の食欲が減退していると日本農業新聞が伝えています。
関東地方のある生産農家は、搾乳量は昨年より1割減少しているため、暑さ対策で牛にシャワーを浴びせるなどの工夫を凝らして生産量を確保しているとのこと。
また、農業組合は不足する牧草を海外からの輸入でまかなう対応策を検討しているようです。
今年5月に放送された人気テレビ番組「林修先生の今でしょ!講座」のスペシャル。
番組では、牛乳が健康長寿の秘訣になる等の内容で詳しく伝えていました。

牛乳が見直されていることに加え、猛暑で飲料牛乳の需要は増えています。
ただ、生産が対応できなければ、今後バターなど、乳製品が不足するなどの影響が出る可能性が拭えない、と関係者は懸念しています。
猛暑が続くのは困りものですが、乳製品に注目が集まり、見直されてきたことは良いことのように思います。
ニュージーランドは言わずと知れた酪農王国。
スーパーには良質の乳製品があふれ、私もバターにお気に入りの商品があります。
それは「グラスフェッドバター」です。

グラス(牧草のみを)フェッド(餌として与えられている)牛から取れた牛乳を使って作るバターのことで、放牧で飼育されるのが当たり前のNZでは決して特別な商品ではありません。
ですので、グラスフェッドバターのことは、実は日本にいる友人から教えられて初めて知りました。
グラスフェッドバターが一般的に知られるようになったのは、「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」というベストセラー本で「バターコーヒー」が紹介されてからだと思います。

また、お笑い芸人がバターコーヒーダイエットを試して、半年で14キロ減量したというニュースがありました。
彼が実践しているダイエット法は、グラスフェッドバターとMCTオイル(ココナッツオイルや母乳などに含まれる天然成分の中鎖脂肪酸油)をコーヒーに入れて毎朝のむだけ、という簡単なもの。
それだけでそんなに痩せるなんて信じ難いのですが、グラスフェッドバターにはダイエット効果をもたらす重要な成分が含まれています。
それが「動物性共役リノール酸」で、「脂肪を燃焼しやすくする」・「脂肪を蓄積しにくくする」という2つの効果があると言われています。
共役リノール酸には、そのほか、体内のアレルギー反応の抑制、抗酸化によるアンチエイジング、筋力増強などの効果も期待できるという特徴を持っています。
もう1つ私がグラスフェッドバターに注目している理由の1つに「体質の改善」があります。
毎年、春になると夫はひどい「花粉症」に悩まされます。

アレルギーにはオメガ3とオメガ6という体内脂肪酸が関係していると言われます。
「オメガ3」はアレルギーを抑える働きがある一方、「オメガ6」はアレルギーを引き起こす要因となります。
オメガ3とオメガ6の理想割合は「1対4」なのですが、現代人の食事は「1対10〜1対40」とオメガ3が圧倒的に不足しているそうです。
グラスフェッドバターの脂肪酸割合は「1対2」で、オメガ3不足を大量に補うことができ、体質改善に効果を発揮します。
夫の花粉症は日本にいた時に比べ格段に改善しており、花粉が飛散しているこの時期(現在NZは春)でも症状はほとんど出ていません。
私は密かに料理に使っているグラスフェッドバターのおかげだと思っています(本人は気づいていませんが)。
日本では、ニュージーランド産バターは「Anchor」ブランドで販売されています。
興味のある方はパッケージに「Grass Fed」の表示があるかぜひチェックしてみてください。
またニュージーランド旅行の土産にグラスフェッドバターを、とお考えの方にはアオテアギフツの「缶入りゴールデンチャーンバター」がおすすめです。

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