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森林浴をすると健康になれる?!


緑の中をのんびりと散歩する森林浴、気持ちいいですよね。

日本人にとって森林浴は特に目新しいものではありませんが、ここ数年、世界では森林浴が「Forest Bathing」として注目されるようになっています。


森や林の中の空気は少しひんやりとして清々しく感じます。

なんとなくそう感じていたこの「清々しさ」。

実は、すでに科学的に証明されていたのです。

樹木は有害な物質から身を守るため「フィトンチッド」という消臭・殺菌作用のある化学物質を発散しています。

この殺菌効果を昔から利用しているのが「お寿司屋さん」です。

寿司ネタが保存されているショーケースにはサワラやヒノキなどの「針葉樹の葉」が入っています。

まな板、飯台、つけ台、テーブルなどにもサワラやヒノキの木が使われ、あがり(緑茶)に入っている「カテキン」はフィトンチッドの一種です。

人に清々しさを感じさせていたのは、このフィトンチッドが空気を浄化していたからでした。

また、森林浴をしていて感じる気持ちの落ち着き、いわゆる「癒し効果」も科学的な裏付けがなされています。

森林浴をするとストレス時に高まる交感神経活動が抑制され、代わりに「副交感神経」が高まります。

すると、精神的にリラックスした状態になり、緊張・うつ・疲労・怒りなどに効果があると言われています。

ストレスホルモンの「コンチゾール」は、不眠や成長ホルモンの乱れ、肥満などの原因につながる恐れがある物質です。

森林浴の後にはこのコンチゾールの体内濃度が低下することがデータで明らかになっています。

さらに、針葉樹(スギ・ヒノキ・マツ)などから出される香り成分「セルドール」には心拍数を安定させる効果があります。

血圧が適度に下がることで、脳内からα波が放出され、心身がリラックスした状態になるのです。

そして最も驚いたのが「がん」への効果。

森林浴はNH(ナチュラルキラー)細胞を活性化させ、免疫力を高めます。

これにより抗がんタンパク質が増え、がん細胞の増殖を抑制するということです。

これら科学的検証とその効果を改めて知ると、森林浴の健康効果は決して侮れないものに感じます。

ストレスといかに上手く付き合っていくかが問われている現代社会。

世界中で森林浴が注目されている理由がわかる気がします。

ニュージーランドのロトルアにはレッドウッドをはじめ、素晴らしい森林浴スポットががたくさんあります。

ぜひ一度、ロトルアにお越しいただき、美味しい空気を胸いっぱいに吸い込んで、心身共にリラックスしていただきたいと思っております。



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